MILAN DESIGN WEEK 2014
CITIZEN (1924年)
シチズンの原点
シチズン時計第一号の16型懐中時計。
日本では輸入の懐中時計が主流の中、当時の尚工舎(現シチズン)の経営者は、国産化への強い意志でこの懐中時計の製作に挑みました。
創業後わずか5年にも満たなかった尚工舎が、スイスから工作機械や専門書を購入して部品製造を習得し、独自の設計で他国に負けない正確性を持った懐中時計を完成させたのです。
この時計は、当時の東京市長であった後藤新平伯爵によって「永く、広く市民に愛されるように」と、市民を意味する「CITIZEN」と名付けられ、昭和天皇が愛用していたことでも知られています。
そして、1930年に尚工舎はこの時計の名前であったCITIZENを会社名に取り入れ、シチズン時計株式会社として創立しました。
独自の技術で優れた時計を作ろうという強い意志と、市民に愛されるようにという想いが込められた、シチズンの原点となる時計です。
※この商品の生産は終了しました。